QPLIBインスタンスをダウンロードする#
OMMXリポジトリでは、QPLIBの二次計画問題ベンチマークインスタンスをOMMX Artifact形式のデータとして提供しています。
注釈
より詳細な説明:QPLIBインスタンスに対応するOMMX ArtifactはOMMXリポジトリのGitHub コンテナーレジストリ (link)で管理されています。
QPLIBは二次計画問題のインスタンスライブラリです。QPLIBの詳細については QPLIB website を参照してください。
GitHub コンテナーレジストリについてはこちらを参照してください。
これらのインスタンスはOMMX SDKで簡単にダウンロードでき、OMMX Adapterの入力としてそのまま利用できます。 例えば、QPLIB_3514インスタンス (参照) をPySCIPOptで解くには、以下の2ステップで実行できます:
OMMX Python SDKの
dataset.qplib関数で、3514インスタンスをダウンロードする。ダウンロードしたインスタンスを、OMMX PySCIPOpt Adapterを介してPySCIPOptで解く。
具体的なPythonコードは以下の通りです:
# OMMX Python SDK
from ommx import dataset
# OMMX PySCIPOpt Adapter
from ommx_pyscipopt_adapter import OMMXPySCIPOptAdapter
# ステップ1: QPLIBの3514インスタンスをダウンロードする
instance = dataset.qplib("3514")
# ステップ2: OMMX PySCIPOpt Adapterを介してPySCIPOptで解く
solution = OMMXPySCIPOptAdapter.solve(instance)
この機能により、同一のQPLIBインスタンスを使用した二次計画問題ソルバーのベンチマーク測定を効率よく実行できます。
補足:インスタンスに付随するアノテーション#
ダウンロードしたインスタンスには各種アノテーションが含まれており、annotations プロパティを使って全てのアノテーションにアクセスできます:
import pandas as pd
# アノテーションを pandas を使って表形式で表示する
pd.DataFrame.from_dict(instance.annotations, orient="index", columns=["Value"]).sort_index()
インスタンスには、データセット共通のアノテーションとデータセット固有のアノテーションの2種類があります。
データセット共通のアノテーションには以下の7つがあり、それぞれに専用のプロパティが用意されています:
アノテーション |
プロパティ |
説明 |
|---|---|---|
|
|
そのインスタンスの作者 |
|
|
そのインスタンスにある制約条件の数 |
|
|
そのインスタンスがOMMX Artifact形式で保存された日時 |
|
|
そのインスタンスが属するデータセット名 |
|
|
そのデータセットのライセンス |
|
|
そのインスタンスの名前 |
|
|
そのインスタンスにある決定変数の総数 |
QPLIBアノテーション#
QPLIBインスタンスには、二次計画問題の数学的特性を記述する包括的なアノテーションが含まれています。これらのアノテーションは公式のQPLIB仕様に基づいており、org.ommx.qplib.* プレフィックスを持ちます。
利用可能なすべてのQPLIBアノテーションとその意味の詳細については、公式QPLIBドキュメントを参照してください。
例として、QPLIBインスタンスの問題の種類と目的関数の曲率を確認できます:
# QPLIB固有のアノテーション
print(f"問題の種類: {instance.annotations['org.ommx.qplib.probtype']}")
print(f"目的関数の種類: {instance.annotations['org.ommx.qplib.objtype']}")
print(f"目的関数の曲率: {instance.annotations['org.ommx.qplib.objcurvature']}")
print(f"変数の数: {instance.annotations['org.ommx.qplib.nvars']}")
print(f"制約の数: {instance.annotations['org.ommx.qplib.ncons']}")