OMMX Python SDK 2.3.x#
詳細な変更点は上のGitHub Releaseをご覧ください。以下に主な変更点をまとめます。
新機能#
Pyodide (WebAssembly) サポート (2.3.0 #679)#
Pyodide を通じてブラウザ上でOMMXを実行できるようになりました。ただしネットワーク依存の機能(OCI Artifactのpush/pull)は利用できません。2.3.6 からGitHub ReleaseでPyodideビルドを提供しています。
制約違反量の計算 (2.3.0 #680)#
解における制約違反を定量的に評価する新しいメソッドを追加しました。
EvaluatedConstraint.violation- 単一の制約の違反量を返します(実行可能な場合は0)。Solution.total_violation_l1()- 全制約の違反量の合計(L1ノルム)。Solution.total_violation_l2()- 全制約の違反量の二乗和の平方根(L2ノルム)。
実行可能でない解の分析やペナルティベースの手法の実装に有用です。
NoSolutionObtained 例外 (2.3.1, #688)#
ソルバーがタイムアウトして実行可能解を見つけられなかったケースを、InfeasibleDetected や UnboundedDetected と区別する新しい ommx.adapter.NoSolutionObtained 例外を追加しました。PySCIPOpt および Python-MIP アダプターが適切な例外型を送出するように更新されています。
論理メモリプロファイラー (2.3.1, #683)#
flamegraph互換のfolded-stack形式を出力する論理メモリプロファイリングシステムを導入しました。Pythonから instance.logical_memory_profile() でアクセスできます。大規模インスタンスのメモリフットプリントの把握に有用です。
log_encode を used_decision_variables に限定 (2.3.3, #696)#
log_encode が目的関数や制約条件で実際に参照されている決定変数のみに対して変数を作成するようになりました。繰り返し呼び出し時の重複変数作成を防止し、未使用変数が多いインスタンスでのオーバーヘッドを削減します。
バグ修正#
定数が非ゼロの場合の Function().terms (2.3.5, #714)#
Function.terms が定数項が非ゼロの場合に辞書エントリではなく生の float を返していた問題を修正しました。